1950年1月渋谷に生まれる。 青山学院大学仏文科に入学。 在学中に作曲家を目指し、作曲家・森田公一氏の元で研鑽を積む。卒業後、評論家・饗庭孝男氏主宰の同人誌「現代文学」の同人として数々の評論を寄稿。1976年にアメリカに留学。南イリノイ大学音楽学部を卒業、ミシガン州立大学音楽学部大学院を卒業して音楽修士号を得る。この間、マルセル・モイーズ、ドナルド・ペックらにフルートを、ロバート・バート氏より指揮法を、ウィル・ゲイ・バッチらに作曲法などを学ぶ。その後、アメリカでのソロ演奏やミュージカル、オペラでの演奏、ランシング交響楽団のフルート奏者などの演奏活動をへて1983年日本に帰国。帰国後、ノン・ジャンルで演奏活動を展開する。坂田明、溝口肇、菅野よう子、おおたか静流、屋敷豪太などさまざまな分野の一流ミュージシャンたちと共演。86年に、ヤン富田、いとうせいこうらとラップのアルバム(『建設的』ポニーキャニオン)を作る。88年にはメジャーデビューCD(「 STAND BY SATI E」東芝EMI)を全曲サティ作品で制作する。白石かず子、吉増剛造らと日本、アメリカでの詩と即興音楽のコラボを数多く行う。
また、自らシェフになりオリジナル・コース料理を出してライブを行う<キッチン・ライブ>を2002年から定期的に行っている。「スローライフ、スローフード、スローミュージック」をコンセプトに時代を先取りした<ロハスなイベント>として今なお人気を誇っている。89年にホンダのVPの音楽、長崎ハウステンボスのイベント音楽を依頼されたのをきっかけに本格的な作曲活動を行う。以後、プロミス、ハウス食品、花王、大阪ガス、DHCなど、数々のTV・CFの音楽、NHK・TVの番組「まちかどドレミ」「ニャンちゅうワールド放送局」「フランス語講座」などの音楽、NHKラジオ、北日本放送、栃木放送などの放送局ジングル、『湾岸ミッドナイト』『そうかもしれない』などの映画音楽や、『ファイナル・ファンタジー』などのゲ−ム、アニメ、イベント等の音楽を多数作曲/アレンジする。著作として、『オーケストラの秘密』(NHK 出版)、『41歳からのクラシック』(新潮選書)、『こんな音楽があったんだ』(清流出版)、 『音楽はなぜ人を幸せにするのか』(新潮選書),『メロディ日本人論』(新潮選書)、『オ−ケストラとは何か』(新潮選書)、 『音楽のジャンルって何だろう』(新潮選書)、また、翻訳本として、音楽の友社より刊行の『フルートはいま』(ナンシー・トフ著「現代フルートの歴史」の翻訳)などがある。
2006年、オープン前のキッザニアの音楽プロデュースを一年間担当。2007年、女性プロ奏者ばかりで構成されるレディース・オーケストラ<フルムス>を立ち上げ、音楽監督、指揮者、作曲家などをつとめコンサート活動を行う。2009年1〜2月、渋谷区の長谷戸社会教育館において、渋谷区の生涯教育事業の一環として『音楽と癒し』についての講演会・演奏会を行う。

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