西洋クラシック音楽の伝統においてマリンバを位置づけ、純マリンバ作品にこだわり欧州、北米、アジアで演奏活動を展開。これまでドイツ・ヴィッテン音楽祭、ダルムシュタット音楽祭、武生国際音楽祭、ニューヨーク・キメルセンター等に招かれ新作初演を行う。アメリカ・ダラスにてPASIC(全米打楽器協会国際コンベンション)に招かれ、世界を代表するマリンビストの1人として出演。第2回世界マリンバフェスティバル大阪・吹田にゲストリサイタリストとして参加、東京オペラシティ文化財団によるB→C(バッハからコンテンポラリー)リサイタルシリーズに初めてマリンバ・リサイタリストとして出演、NHK-FM「名曲リサイタル」出演など。協奏曲おいても、マーティン・ブレズニック作曲マリンバ・ダブルコンチェルト「グレイス」日本初演、アレハンドロ・ヴィニャオ作曲「マリンバ協奏曲」日本初演、伊藤弘之作曲「幻影の森」世界初演など、新作演奏を積極的に行っている。フォンテックより発売されているデビューCD、「Marimbist.(マリンビスト)」では細川俊夫の「想起」やロジャー・レイノルズの「オータム・アイランド」をはじめとした国際的な作曲家によるマリンバ作品を収録している。また、2005年8月に米ニューワールドレコード社より発売されたマーティン・ブレズニック作品集CD「My Twentieth Century」では、ソリストをつとめたマリンバ・ダブルコンチェルト「グレイス」の日本初演ライブ録音が収められている。教育活動も積極的に行っており、国内外で行うマスタークラスの対象は、打楽器奏者だけでなく作曲家達にもレクチャーを行い、とくに日本国内では、これまで流通していなかった、アメリカの現代マリンバ演奏技術やレパートリーを重点に置いた啓蒙活動を積極的に行っている。クレーン現代音楽コンクール第1位、アメリカ、メリ-ランド州芸術家議会より器楽独奏者賞受賞をはじめ、これまでにも数々の賞を受ける。イーストマン音楽大学にてジョン・ベックに師事、学士課程修了。在学中ジョージ・イーストマン、マーシャル・シーマンの各奨学金、および同校最高名誉である "演奏家証明書" を与えられる。ジョンズ・ホプキンス大学ピーバディ音楽院にてウイリアム・マーシュ、ロバート・ヴァンサイスに師事、修士課程・ディプロマ課程を全額奨学金を得て修了。パール・アダムス、ヴィック・ファース専属パフォーミングアーティスト/クリニシャン。
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