今、世界が注目する殺陣集団「かむゐ」。
日本大学芸術学部の格式高い殺陣同志会で出会ったメンバーにより結成。結成当時、サンタモニカのストリートパフォーマンスより、ラスベガスのストラトスフェアータワーホテルショー出演を果たし、「かむゐ」の日本文化に熱い視線が注がれた。 その活動は世界でも注目され、2003年、タランティーノ監督の映画「KILL BILL」で殺陣指導と出演。古典的な殺陣(たて)から、ニュージャンルのアートコラボレーションや新たな和のエンターテイメントまで、その活動が注目されている。
「かむゐ」の殺陣:「殺陣」は日本が誇る独自の文化の一つであり、それは単なる斬り合い(殺生)を表現するだけでなく、「生/命」というモチーフを、高度な技術と身体性を伴って表現できるという点において、新しい可能性を秘めているアートフォームである。 「かむゐの殺陣」は歌舞伎や日本舞踊における「形式美」や「間」、時代劇の「リアル感」といった『和』の要素を融合させ、更に西洋のダンス等に代表される「テンポ」、「リズム」などの『洋』の要素をも積極的に、かつ柔軟に取り入れ、芸術性の高いパフォーマンスを提供する。
Group Member
島口 哲郎(Tetsuro SHIMAGUCHI)
徳島県生まれ。かむゐ創設よりリーダーを務める。かむゐ創設以前は、本歌舞伎・スーパー歌舞伎などで活躍。また、日本舞踊の七々扇流名取でもあり、七々扇惠十朗の名を持つ。自らの俳優活動の他、千葉真一氏に振付を提供するなど、映画・舞台において殺陣師としても活動している。最新作は、クエンティン・タランティーノの5年ぶりの新作映画「Kill Bill」に殺陣指導、自らも出演し、世界的に活躍している。
河口 博昭(Hiroaki KAWAGUCHI)
山口県生まれ。かむゐ創設メンバー。創設以前は、歌舞伎や商業演劇の舞台に数多く出演。自身の俳優活動のかなわら、殺陣師・技術指導として後進の育成を図っている。
福田 高士(Takashi FUKUDA)
福岡県生まれ。1999年にかむゐに4番目のメンバーとして加わる。かむゐの活動の他に、殺陣指導、振付なども行っている。
田中 あきはる(Akiharu TANAKA)
福岡県生まれ。2001年にかむゐの5番目のメンバーとして加わる。かむゐの制作的な役割を担う。かむゐの活動の他にも、小劇場の舞台で主役を演じるなど役者としても活躍中。
真瀬 樹里(Julie MANASE) 東京生まれ。かむゐ創設メンバー。母に女優・野際陽子、父に俳優・千葉真一を持つ。1994年、映画「シュート」でデビュー後、数多くのドラマや映画で活躍。最近では、「京都迷宮案内」にレギュラー出演するなど、実力を伴う女優として確実に仕事を重ねる。また、殺陣だけでなく、バレエ、ピアノ、日本舞踊など多彩な特技を持つ。
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