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丸田美紀(Miki Maruta)/箏・十七絃
長崎県佐世保市出身。沢井忠夫、沢井一恵、菊雅楽孝子に師事。1987年、高崎短期大学音楽科(現高崎芸術短期大学)首席卒業。第57回読売新人演奏会出演。特待生として専攻科に入学。1988年、同専攻科首席卒業。現音・秋の音楽展にて松永通温作曲「喚起」−箏独奏のための-を初演。1989年、一柳慧作曲箏コンチェルト「始原」をオーケストラアンサンブル金沢と日本初演。1990年、NHK邦楽オーディション合格。同年8月より2年間米国ウエスレアン大学に客員演奏家として箏曲、地歌三弦の指導を行う。1992年、Sound Symposium'92(カナダ)に参加。7月帰国。東京を中心に演奏活動を開始。沢井一恵箏アンサンブルメンバーとしてアメリカ、 カナダ、 フランス 、ドイツ公演に参加。1994年、平成6年度文化丁芸術インターンシップ研修生に選ばれる。1995年、長崎にてリサイタル開催。第12回インターリンク・フェスティバルに出演。1996年、フィンランド、タンペレビエンナーレ音楽祭に参加。タンペレ・オーケストラと共演。1997年、東京都現代美術館での「ジョン・ケージの危険な夜」に出演。スタジオEs(東京)において「感じる音・響きあるがままに」 と題しリサイタル開催。1998年3月、Japan Skyscraper Project ブッチ・モリスのコンダクションのアメリカツアーに参加。9月ル・ソン・ジャポネ(日本の音)「SENCE」と題しリサイタル開催。11月韓国の現代音楽協会主催公演に招かれて出演。1999年12月、第6回神奈川芸術フェスティバル−音を拓く-「響きのルネサンス」に出演、テリー・ライリーと共演する。2000年11月、津山衆楽園・迎賓館(岡山)にてシタールと共演。2001年1月、国際交流基金の派遣にてチュニジア公演。3月、テレビ朝日「題名のない音楽会」に出演。6月キングレコードよりソロCD 「丸田美紀〜鳥のように」をリリース。2002年2月、現代能「ベルナルダ・アルバの家」(脚本・演出 - 岡本章)にて観世榮夫と共演。4月、第18回東京の夏音楽祭「音楽と文学」にて吉増剛三と詩と音楽のコラボレーション。5月パリ、世界アラブ研究所にて演奏。11月エジプト、カイロのオペラ座にて演奏。2003年、ポエジズフェスティバル(ベルリン)に出演。大牟田三曲協会50周年記念特別演奏会にゲスト出演。鎌倉芸術館において声楽と邦楽器と西洋楽器のアンサンブルとともに洋の東西が響きあうコラボレーション、シアターヴァージョン世界初演。(音楽監督・藤枝守 朗読・高木沙耶)2004年8月、金沢四季物語・夏物語に出演(音楽監督 篠崎正嗣)10月、金沢21世紀近代美術館オープニングイベントに参加。2005年2月、Eastman school of Music(Rochester NY)で演奏。NYにてアルヴィン・ルシエの録音に参加。8月沢田研二、坂井真紀主演音楽劇「センセイの鞄」(原作:川上弘美 演出:久世光彦 音楽:Coba )公演で音楽担当し、好評をえる。
現在、古典から現代曲の新作初演、録音、即興演奏等、国内外の音楽祭やリサイタルに、またソロとしても積極的に活動を行うほか、沢井忠夫合奏団団員、 KOTO VORTEXやモノフォニー・コンソート(音楽監督・藤枝守)、T’s colorメンバーとしても柔軟な感性とその適応力で様々なアプローチを行っている。三重大学非常勤講師。
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