エーデルワイスカペレはヨーロッパ、アルプス地方の民族音楽 (Volksmusik)を原曲の持つ音楽性や民族特有のリズムを忠実に表現するアンサンブルとして1996年に結成された。 メンバーはクラシック音楽の専門家で全員音楽大学出身者で構成されている。 アルプス民族音楽の研究では日本随一である。その質の高いアンサンブルとともに永年にわたる民族音楽研究と現地の民族音楽家達との交流を通じ、アルプス民族の血に流れるリズムを最も的確に表現できる楽団として、国内外で高い評価を受けている。 国内の主な出演としては東京、横浜、神戸、大阪、福岡オクトーバーフェスト、東京、金沢ラフォールジュルネ、ェ仁親王殿下主催チロルの夕べなどである。またフォークダンスの分野では全日本フォークダンス連盟の公式楽団として活躍している。 小中高の音楽鑑賞コンサートや全国の公共ホールのコンサート企画として好評な「アルプスがきこえる」は厚生労働省中央児童福祉審議会特別推薦文化財の指定を受けている。
ヨーロッパでは毎年夏から秋にかけてオーストリア、チロルを主な活動拠点とし、イタリア、スイス、ドイツ、スロヴェニアなどアルプス地方各地で活躍している。 教会や修道院でのクラシックコンサートのほかに、フォルクスフェスト、民族ダンスフェスト、ビヤホール、イベント、パーティー、老人ホーム慰問、など日本人音楽家達が未踏の現場で活躍している。 テレビ出演も多く、チロルではエーデルワイスカペレの特集番組が制作されたのをはじめ、ORF(オーストリア国営放送)、ウィーン第一放送、ドイツZDF、イタリア国営放送などに出演。新聞や雑誌にもたびたび取り上げられ、現地の知名度はますます高まっている。
ヨーロッパ公演ではスロヴェニアのアコーデオンの巨匠、スラヴコ・アヴセニーク氏のホテルのディナーコンサートに出演し、巨匠のスタンディングオベーションを受けた。またオーストリアのバードイーシュルでは、ハプスブルク家の大公マルクス・サルバトール殿下主催、居城カイザーヴィラでのアーベントコンサートに招待された。その他、第9回チロル、オーベルンベルクコンサート、ミュンヘン郊外のシュレッセルガルテンなど各地で喝采を浴びた。

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